
このニュースは、2025年に世界各地で、数千ドルもの参加費がかかる「バイオハッキング会議」が開催されるという海外の話ですわ。自分の体をハッキングて、なんや物騒な話やけどな。最先端の健康法なんか、それともただの金持ちの道楽か。わしら庶民には縁遠い世界の、中身をちょっと覗いてみまひょか。
このニュースの要点は、下記3つです。
- 2025年、欧米で参加費が数千ドルにのぼる大規模なバイオハッキング会議が複数開催されます。
- 提唱者デイブ・アスプリーの会議では、最新技術の体験や専門家との交流ができます。
- これらのイベントは、一部の富裕層や専門家が熱狂する巨大なコミュニティを形成しています。
出典元:Best Biohacking Conferences in 2025 (Techloy, 2025年8月7日)
目次
バイオハッキング」とは何か? なぜ今、世界で注目されるのか
「バイオハッキング」(Biohacking)——これは、食事や運動、最新技術を駆使して自らの体をハックし、能力を最大限に引き出すという考え方です。提唱者の一人で、「バイオハッキングの父」とも称されるデイブ・アスプリー (Dave Asprey) 氏が、このムーブメントを世界的に広めました。
近年、ウェアラブル端末やAIの進化により、個人の健康データを詳細に分析できるようになったことで、この動きは加速。一部のテクノロジー愛好家や富裕層の間で、巨大なコミュニティと市場を形成するに至っています。
数十万円払って参加?世界の「バイオハッキング会議」トップ3
ここでは、2025年に開催される代表的な3つの会議を紹介します。
比較的安価で、初心者から専門家まで幅広く参加できるイベントです。
1.デイブ・アスプリーの『バイオハッキング会議』 (米国)

参加費: 約2,000ドル〜5,000ドル(約30万〜75万円)
「バイオハッキングの父」と呼ばれるデイブ・アスプリーが主催。最新の健康技術100以上を体験できる、まさに「全身アップグレード体験」です。
2.『HOLOLIFEサミット』 (欧州)

参加費: 約200ユーロ〜1,700ユーロ(約3万〜26万円)
「長寿はゴールドラッシュだ」をテーマに、老化とテクノロジーの最前線を議論します。
3.『バイオハッカーズ・ワールド会議』 (米国)

参加費: 約150ドル〜700ドル(約2万〜10万円)
具体的な中身を覗き見
数十万円も払って、一体何をするのでしょうか。その中身は、私たちの想像を少し超えています。
- 凍結療法(クライオセラピー):
液体窒素で体をマイナス100℃以下に冷却。炎症を抑え、回復力を高めるそうです。全身をキンキンに冷やす、我慢大会みたいなもんやろか。 - IVセラピー(点滴療法):
ビタミンやミネラルを直接血管に点滴。美容クリニックで見る、アレのすごい版ですな。 - 神経フィードバック:
脳波を測定しながら、それを自分でコントロールする訓練。集中力を高めたり、リラックスしたりする技術を身につけるそうです。
これらはほんの一例。会場では、100を超える最新の健康技術を、参加者が実際に試すことができるのです。
比較して見えてくるポイント
このバイオハッキングというムーブメント、日本の一般的な健康志向と比べると、その思想の違いがよく分かります。
最大の関心事
バイオハッキング(欧米富裕層) | 日本の一般的な健康法 |
「どうすれば脳の処理速度を上げられるか?」「ミトコンドリアをどう活性化させるか?」といった、人体のパフォーマンス向上に躍起です。 | 「今日の晩ごはん、何にしよか…」「最近、夜中にトイレで目が覚めるわ…」といった、日々のささやかな不調や暮らしのやりくりが中心です。 |
お金の使い方
バイオハッキング(欧米富裕層) | 日本の一般的な健康法 |
数十万円の参加費や、最新のガジェットに惜しみなく投資します。「未来の自分」への投資、と考えるようです。 | 「卵、また値上がりしたわ…」「来月の電気代、怖いわぁ…」など、日々の生活費をどう抑えるかが、もっぱらの関心事です。 |
バイオハッキングは、個人の能力を極限まで高めようとする、非常にパワフルで個人主義的なアプローチです。それは、日本の「ほどほど」を良しとする文化とは、対極にある考え方なのかもしれません。
重要キーワード
「バイオハッキング(Biohacking)」とは?
生物学(バイオロジー)とハッキングを組み合わせた造語です。食事、睡眠、運動といった基本的な生活習慣から、最新の科学技術やガジェットの活用まで、あらゆる手段を使って自らの身体の状態を最適化し、能力を最大限に高めようとする実践や思想を指します。この記事では、その最前線で何が起きているかを紹介しています。
「デイブ・アスプリー(Dave Asprey)」とは?
「バイオハッキングの父」と称される、この分野で最も有名なインフルエンサーの一人です。自身の体を実験台に、様々なハックを試みています。日本でも「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」の著者として知られ、「バターコーヒー」を世界的に流行させました。この記事では、彼が主催する会議が、このムーブメントの中心であることが示されています。
みんなの生声
まとめ
あらためて、このニュースの要点をおさらいします。
- 2025年、欧米で参加費が数千ドルにのぼる大規模なバイオハッキング会議が複数開催されます。
- 提唱者デイブ・アスプリーの会議では、最新技術の体験や専門家との交流ができます。
- これらのイベントは、一部の富裕層や専門家が熱狂する巨大なコミュニ-ティを形成しています。
あなたに問う
自分の体をピカピカに磨き上げる。ええこっちゃ。ただ健康データを眺めてニヤニヤするんが人生ちゃう。その元気な体で、大切な人と美味いもん食べたり、見たことない景色見に行ったり。そういう時間のために、体を手入れするんとちゃうんか?
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