このニュースは、2025年11月20日、アメリカの大手メディスパ『ビバリーヒルズ・リジュビネーション・センター(BHRC)』が、ウェストハリウッドに新たな旗艦店をオープンしたというものです。美容と長寿科学を融合させた「センター・オブ・エクセレンス」として、画像診断や生体認証を導入する点が画期的。美しさも健康も、これからは全部データで丸裸にされるなんて、えらい世の中になったもんやね。
このニュースの要点は、下記3つです。
- 『BHRC』がウェストハリウッドに、美容施術と診断画像・生体認証・再生プログラムを組み合わせた旗艦店を開設した。
- 本施設は高級クリニックであると同時に、フランチャイズ加盟店向けのトレーニングキャンパスとしての役割も担う。
- この動きは、若年層やGLP-1(痩せ薬)利用者による「美容と長寿の融合」への関心が高まっていることへの対応である。
出典:Beverly Hills Rejuvenation Center Debuts Longevity Flagship, Expansion Ahead (Athletech News)
目次
次世代クリニック『センター・オブ・エクセレンス』の全貌
『BHRC』は、臨床美容の新たな時代を切り開くため、ウェストハリウッドに旗艦店となる『センター・オブ・エクセレンス』を開設しました。
この施設の最大の特徴は、従来の美容医療に、以下の高度な医療技術を組み合わせている点です。
- 診断画像:体の内部状態を可視化。
- 生体認証テスト:生物学的年齢などのデータを測定。
- 再生プロトコル:細胞レベルでの修復を促進。
また、『現地報道』によると、同センターには『エムスカルプト・ネオ』や『インモード』といった最新の非侵襲的治療機器も導入されており、科学的根拠に基づいたアプローチが強化されています。
この拠点は、先月『BHRC』を買収したヘルスサイエンス特化型企業『モチバント(Motivant)』による最初の主要な展開であり、全米24箇所に広がる店舗網の拡大に向けた青写真となります。
CEOらが語る「第2の波」と業界の変化
『BHRC』のサラ・ガブリエル(Sarah Gabriel)CEOは、今回の開設について次のように述べています。
「『BHRCウェストハリウッド』は、私たちが主導する『美と長寿が収束する』というムーブメントの象徴です。『モチバント』傘下での最初の主要なオープンとして、このセンターは『BHRC』の次の章を定義し、新たな基準を打ち立てるものです」
この背景には、患者の意識変化があります。競合である『レーザーアウェイ(LaserAway)』のCEO、スコット・ヘックマン(Scott Heckmann)氏も指摘するように、業界では「第2の波」と呼ばれるシフトが起きています。
特に、肥満治療薬「GLP-1」を使用する若年層が増加しており、彼らは急激な体重減少に伴う「皮膚のたるみ」や「やつれ」を解消するため、皮膚の引き締めやコラーゲンサポートを求めています。つまり、「痩せること」のゴールが、「健康的に長く美しくあること(ロンジェビティ)」へと再定義されつつあるのです。
日本の私たちにどう関係するのか?
このアメリカのニュースは、数年後の日本の美容医療のあり方を示唆しています。
日本でも「アンチエイジング」は一般的ですが、今後は「見た目を若くする」だけでは不十分となり、「体の数値を若くする」ことが美容の必須条件になる可能性があります。
- 施術前の「全身スキャン」が標準化:ヒアルロン酸を打つ前に、血管年齢や内臓脂肪レベルを測定する。
- 「オゼンピック・フェイス」対策の普及:ダイエット薬の副作用(顔のやつれ)を補正するための、専用のボリュームアップ施術や栄養指導がセットになる。
美容室に行く感覚で、自分の「生物学的年齢」を測りに行く。そんな未来が、すぐそこまで来ていることを、このニュースは教えてくれます。
比較して見えてくるポイント
このニュース、他の出来事と比べてみると、さらに深い意味が見えてきます。
ここでは、従来の一般的な「美容外科」と、今回『BHRC』が打ち出した「ロンジェビティ・エステ」を比較してみます。
| 比較項目 | 従来の美容外科(〜2024) | 『BHRC』の新モデル(2025〜) |
| 目的 | 外見の修復・改善(マイナスをゼロへ) | 生物学的若返り・最適化(ゼロをプラスへ) |
| アプローチ | 局所的(目、鼻、肌などパーツ対応) | 包括的(全身スキャン・内臓機能・細胞) |
| 主要顧客 | 加齢を気にする中高年層が中心 | GLP-1利用者や予防意識の高い若年層 |
| 運営母体 | 個人医師や美容系ファンド | ヘルスサイエンス・バイオテック企業(Motivant等) |
運営母体が「美容系」から「ヘルスサイエンス系」に変わったことが決定的です。これからは「美しさ」が感覚的なものではなく、バイオテクノロジーとデータによって管理される「工業製品」のような品質保証を求められる時代になるかもしれません。
重要キーワード
「GLP-1(ジーエルピーワン)」とは?
もともとは糖尿病治療薬ですが、強力な食欲抑制効果により肥満症治療薬としても普及しているホルモン製剤です。急激な減量による「オゼンピック・フェイス(顔の老け込み)」や筋肉減少といった新たな課題を生んでおり、記事では、そうして失われたハリや筋肉を取り戻すためにロンジェビティ・クリニックへ殺到する「新たな主要顧客層」として位置づけられています。
「ロンジェビティ(Longevity)」とは?
単なる「長生き」ではなく、健康で若々しい期間(健康寿命)を科学的に延ばそうとする概念です。シリコンバレーを中心に老化を「治療可能な病気」と捉える投資が加速する中、記事ではこれが医療の枠を超えて「美容」と完全に融合し、一般消費者がアクセス可能なサービスとして提供され始めたことを示しています。
みんなの生声
まとめ
あらためて、このニュースの要点をおさらいします。
- 『BHRC』がウェストハリウッドに、美容施術と診断画像・生体認証・再生プログラムを組み合わせた旗艦店を開設した。
- 本施設は高級クリニックであると同時に、フランチャイズ加盟店向けのトレーニングキャンパスとしての役割も担う。
- この動きは、若年層やGLP-1(痩せ薬)利用者による「美容と長寿の融合」への関心が高まっていることへの対応である。
あなたに問う
「見た目だけ取り繕っても、中身がボロボロやったらアカンってことやね。まるで、外壁塗装だけピカピカにして、土台がシロアリだらけの家みたいなもんや。でもあんた、これ聞いて『げっ、面倒くさ』って思ったやろ?せやけど、自分の体のこと見て見ぬふりして、後でガタが来てから慌てるほうがもっと怖いで。
高い金払ってビバリーヒルズ行けとは言わんけど、せめて自分の体が今どうなってるか、鏡を見るついでに、ちょっとは気にしてあげたらどないや?それが一番安上がりで、確実なロンジェビティかもしれへんで」
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